タキイ種苗(京都市下京区)は11月9日、11月下旬から阪急オアシス各店で機能性表示食品「ひなとま GABAミディとまと(フルティカ)」を発売すると発表した。1パック約180g入りで、想定売価は298円(税別)だが、生鮮食品のため、市場価格や時期により価格が変動する場合があるとしている。
同商品は、タキイ種苗と同社が出資する農業法人Tファームいしい(徳島県石井町)と共に付加価値の高いトマトを栽培する技術開発を進めていたなか、徳島県の「平成29年度食品の機能性に関する科学的根拠の整備業務」*1 で得られたトマトの機能性成分、γ-アミノ酪酸(GABA)に係る科学的根拠をもとに、Tファームで生産管理された中玉トマト『フルティカ』を機能性表示食品として販売するもの。なお、フルティカという品種自体はタキイ種苗が2005年に開発した品種で、機能性成分を豊富に含んだ野菜『ファイトリッチ』シリーズ(全20品種)の1種だという。
同商品に含まれているGABAはアミノ酸の一種で、ヒトの体内で自律神経バランスを整える働きがあり、その働きによりストレスが緩和され、血圧低下、睡眠改善などの効果が期待されているという。同社は今後も野菜の持つ機能や魅力を発信するとともに、お客様への訴求力